ついに成果発表の
ステージへ・・・

同朋高等学校音楽科卒業演奏会の開幕

2019年11月、12月の2回の講義・指導を経て、ついに成果発表のステージである「同朋高等学校音楽科卒業演奏会」の当日を迎えました。生徒のみなさんにとっては、高校生活最後の演奏会であり、保護者や恩師の面々に、学習した成果を披露するまさに「ハレ」の舞台です。会場となった電気文化会館 ザ・コンサートホールでの最後の講義・指導や直前リハーサルの様子をお届けします。

第一回目、第二回目の特別授業を通して、適切な声の出し方、曲の理解、合唱と手話の融合を学んできた生徒たち。いよいよ本番の日を迎え、緊張の面持ちでリハーサルに臨んでいました。

リハーサル直前に先生がしっかりと生徒たちへアドバイスを伝えていました。
練習で積み重ねてきたことをしっかりと本番で披露するためにも、直前のリハーサルはとても重要です。
程良い緊張と「これまでしっかりとやってきた! 」という自信を胸にステージへと向かう生徒たち。

ステージに立つと生徒たちの表情もさらに真剣になり、音の響きや客席の広さを感じながら歌っていました。
立ち位置やタイミング、舞台袖からステージに至る入退場の動線も確認をしながら、完成度を高めます。

最後に先生から生徒たちへ「リラックスをして、本番を楽しみましょう」と声が掛けられていました。
山田姉妹からは「この機会に感謝して、皆さんと素敵な時間を過ごしたいと思います」という言葉が贈られました。

生徒たちがリハーサルをしている頃には、開場を待ち望む保護者や招待客の皆さんが列をなしていました。

いよいよ開場となり、客席へご案内。
ロビーには卒業演奏会を祝してお花も届いており、会場内を彩っていました。
客席では、来場者が配られたプログラムに目を通していました。
生徒たちのことや山田姉妹が参加された経緯に興味を持たれていました。

保護者や招待客、関係者の方が多く集まり、約400席の客席も徐々に埋まり、満席に近い方々がご来場されました。
いよいよ開演の時間です。

合唱を披露する生徒たちの順番は、このオーケストラの生徒たちの演奏の次です。
その頃、生徒たちは舞台袖で自分たちの本番を待ち、最後のアドバイスを受けていました。

いよいよ成果発表の時です。1曲目は、無伴奏女声合唱のための「7つの子ども歌」(編曲:信長貴富)の披露です。 同朋高等学校音楽科・鏑木先生の指揮のもと、生徒たちと山田姉妹の美しいハーモニーが会場中に響き渡りました。

曲と曲の合間には、山田姉妹から今回の特別授業の経緯や試みの意図、2回の授業により仲を深めて、本番に望む思いが皆さんに伝えられました。
後半の「2つで1つ」ではピアニストの内門卓也さんも加わり、合唱と手話の融合、美しいハーモニーを皆さんにお届けしました。

合唱後には客席から盛大な拍手が贈られ、山田姉妹も生徒たちを称えていました。

本番終了後、舞台裏では達成感と安堵感から泣きながらお互いを称え合う光景が見られました。

また、カメラを向けると満面の笑みで応え、本番を楽しんだ充実感が溢れ出ていました。

生徒も山田姉妹も内門さんも皆、この本番がいかに素晴らしいものであったかを示すように柔らかな表情を見せており、テンションの上がりっぷりと興奮具合は、この画像から見て伝わるはずです。

まとめ

2回の特別授業を経て迎えられた卒業公演本番が無事に終了しました。
客席からの拍手、生徒たちの満足そうな表情、終演後の先生とアーティストたちの笑顔から察するに、大いなる成功と言える内容でした。
名古屋版アーツカウンシルとして、同朋高等学校音楽科と山田姉妹、ピアニストの内門卓也さんが見事に融合し、若手芸術家の育成の一助となれたのではないかと思います。これからもこのような試みを続け、文化芸術のチカラを様々な分野の取り組みに活かしていきたいと考えています。

PROFILE

山田姉妹

12月24日生。神奈川県出身。二卵性の双子ソプラノデュオ。
4歳の時に歌とピアノを始め、共に音楽大学声楽科を卒業。
二期会オペラ研修マスタークラス修了時、共に優秀賞を受賞。
2014年神奈川県逗子市と東京都表参道において「華麗リサイタル」を開催し、その後も全国各地で公演を行っている。
2017年2月に「あなた~よみがえる青春のメロディー」にてメジャーデビュー。
2018年3月には2ndアルバム「ふたつでひとつ~心を繋ぐ、歌を継ぐ」、9月には童謡・唱歌を中心とした3rdアルバム「故郷~日本の愛唱歌Ⅰ」をリリース。
NHK「うたコン」「思い出のメロディー」、テレビ朝日「関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦」、日本テレビ「今夜くらべてみました」、BS-TBS「日本名曲アルバム」、NHKラジオ「すっぴん!」等、テレビやラジオなどの各メディアに数多く出演中。
2018年10月より逗子市広報大使に就任。

内門卓也

東京都出身。東京都立芸術高等学校音楽科ピアノ専攻を卒業。
その後作曲にも取り組み、東京藝術大学音楽学部作曲科に入学。
在学中には、旧奏楽堂木曜コンサートにて室内楽作品、奏楽堂モーニングコンサート等にて管弦楽作品が演奏される。
長谷川良夫賞、アカンサス音楽賞を受賞。
同大学を卒業後、同大学院音楽研究科修士過程を修了。
ピアノを阿部真子、作曲を安良岡章夫の各氏に師事。
これまでに室内楽や伴奏を数多く手がけ、国内外の多くの著名アーティストと共演している。
2014年「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に出演。
2015年「ワールドフルートフェスティバルin台湾」に出演。
東京・札幌・名古屋にてソロリサイタルを行う。