山田姉妹に生徒が
インタビュー

授業の終盤には、質疑応答の時間を設けて山田姉妹に生徒がインタビュー。
その様子がこちらです。

歌を歌うときに一番大事にしていることは何ですか?

歌がそもそも好きなので、「楽しいな」と思えるために、発声練習や歌詞を覚えることにしっかりと取り組むようにしています。

なぜふたりで音楽活動をしようと思ったのですか?

とにかくふたりで歌うことが好きだったこと、これが大きいです。そもそもひとりで活動することは考えていなくて、小さい頃から“歌を歌うこと”はふたりでやることでした。そして、楽しいこと。だから、その延長線上でお互いに実力をつけて、それが合わさってレベルの高い音楽として表現したい、と思うようになりました。何より、お互いに高め合える相手がお互いだって知っていることですね。

合唱とソロでは歌い方、または発声が違いますか?

発声には大きな違いはありませんが、歌い方には違いはありますね。例えば、ひとりが周りよりも大きな声を出していたらおかしいですから、ソロのときよりも周りとの調和を心がけて、耳を立てて聞きながら歌っています。

皆でひとつの音楽をつくっている意識が合唱の方があると思うので、自分が目立とうとかここが得意だからいっぱい歌うという思いはなくしています。いかに周りを聞いて心地良いハーモニーにするか、そういう意識を持って臨んでいます。

ゆったりした曲で次のブレスまで息が続かない場合はどうしたらいいですか?

長いのはすごく大変なんですけど、大事なことはその際にしっかりとブレスを取ること。多分、思っている以上にその前に構えてしまっているはずで、息がしっかりと吸えていないということもあると思います。なので、息をたっぷりと吸う。発声する前に最後までどれくらい発声するかを逆算して、最初に出す声量をきちんと決めた方が良いと思います。合唱の場合は周りの様子を見ながら合わせていきましょう。息の使い方、これを知ることが大切です。あとは、授業でもやったしっかりとお腹を使った発声、それをこれからもしっかりとやってみてください。

華さんと麗さんは音楽面でケンカをしますか?

するよね!?

します!

やはり双子とは言え、違う人間なので表現したいことも違ってきます。なので、ケンカ…というか言い合い、意見のぶつけ合いは当然生じますね。表現をする上でどう解釈して、どう歌うのか、それを統一することを基本としているので、その際にそういうことになることもあります。良い音楽にするための必要な話し合いだと思っています。

今までの仕事や公演で一番印象に残っているものはなんですか?

たくさんありますね~。なかでも大学入学前、高校3年生のときに指導してもらっていた先生が主催のクリスマスコンサートがあり、とにかくいっぱい練習をして頑張っていたんですけど、そのときにクリスマスソングやディズニーソングを歌ったんです。初めて照明やマイクといった設備の整った大きな舞台でやらせてもらえて、さらに初めてお金をいただいたステージだったんです。そのときに改めて「歌手になるというのはこんなに緊張して、準備も大変なんだ」と、感じたのを覚えています。この思いは忘れられないものですね。

私は先ほど観てもらった映像(1周年コンサートの様子)の前半にマイクを使って歌う場面があったんですけど、全く歌詞が分からなくなってしまって、思い出せずにデタラメなことを歌ってしまい、それも続かずについに「すみません、間違えました」とお伝えして、もう一度歌ったことがあったんです。…まぁ、そんなことも何度かありますが(笑)。そのときは顔も真っ赤になるし、どうしようと思うんですけど、もう一度歌わせてもらったら、そのときの拍手がすごく大きかったんです。お客様は私たちがうまく歌うとか完璧に歌うことよりも、いかに自分がやりたいステージを見せられるかを求めているんだ、と気付かされました。

全力で歌うときの顔や表情が気になるんですが、おふたりはどうしていますか?

きっとダンスをしながら歌われているからというのもあるんでしょうね。でも、表情があるというのはすごく良いことですよ。笑っているとか怒っているとか泣いているとか、舞台から離れていても分かるというのはすごく強みだと思います。あまりにも自分の表情が嫌だと思うのであれば、笑って歌うときの表情はこれ、と決めておくとか。ただ、練習時には120%でやるべきです。本番はどうしても練習よりも出なくなってしまいますから。自分がどんな表情で歌っているかを覚えること、自分に覚え込ますことも大事ですね。自分の顔の動き、こうしたらどう動くかなどを知ることです。とにかく、ポジティブに捉えることですね、表情が豊かなことは良いことですから。

意外と変な顔をしているなって思っているのは自分だけということもありますからね。お客様は気にしていないことも多いです。

たまたま演奏会の写真を見たんですが、一枚も納得のいくものがなくて…(笑)
(※上記の質問の生徒)

それは私たちもそうですよ(笑)。高い声を出しているときなんかは、そんな良い顔なんてしていられないですよ(笑)。

舞台は生もので、TVみたいに映像に残るものではないからどんどん全力でやるべきだと思っています。顔や表情を気にして抑えてしまっては、表現が全力でなくなってしまう。それはとても残念ですよ。私個人としては、「表情が…」と気にしなくて良いと思います。

そう、その顔、表情を好きになるというポジティブさが必要なんですよね。

おすすめの喉の回復方法はありませんか?

それはですね、まず歌わないこと。あとは聴かないこと、これが大前提です。聴かないことも大事ですよ。よく友人のレッスンや歌う場に同行して「今日は聴いているだけだから」ということがあると思うんですけど、これもダメです。見学や聴いているだけでも一緒にのどが動いてしまうんですね。休めようと思っても休憩できないんですよ。なので、授業はしょうがないと思うので、自分の練習はしない。そして、音を遮断すること。

あとは、しないといけないと思ってする練習はやらない方が良いです。それは効率も悪いし、体が縮こまっているときは良い声が出ないので、そういうときは練習しないという決断も大事です。

あとは私たちも使っている薬もおすすめです。寝る前に飲んで濡れマスクして寝ると、すごく楽になりますよ。(キーンコーンカーンコーン)チャイムが鳴ってしまったのでここで終わりますが、あとでいろいろと対処法をお教えしますね。

後日、他にも質問に答えていただきました。

吸気発声の練習方法は?

ペットボトルをお腹に当てて、お腹に負荷をかけながら呼吸してみてください。肩が上がらないように注意!

ハモる時に第一に考えていることは何ですか?

メロディーをしっかり聞いて寄り添うような気持ち。自分自身も楽しむこと。

ボイストレーニングはどんなことをやっていますか?

呼吸法や発声練習など。コンコーネやパノフカなどの練習本も使っています。

好きな歌は何ですか?

たくさんあって決め難い! ふたりで歌う曲では、トルコ行進曲のスキャット風やオペラのアリアが好きです。

普段はどんな音楽を聴きますか?

普段はJ-popも聴いたりします(コブクロなど)。クリスマスの時期はクリスマス曲を歌いたくなるし、時期によって違います♪

一日の練習時間はどれくらいですか?

喉のために最長でも2時間以内に収めるようにしています。合わせなど、どうしても長く歌わないといけないときは歌うとき以外あまりしゃべらないようにしたり、声を抑えめに歌ったり、とにかく喉の消費のことをいつも考えています。喉の調子が悪いときは歌わないようにしています。

食べるときに気をつけていることはなんですか?

キンキンに冷たいものはなるべく避けています。歌は体が基本なので、1日3食しっかり食べるように心がけています。

いつから音楽の道を志しましたか?

4歳から歌やピアノを習っていましたが、小学校卒業のときには歌手になると決めていました。

ソプラノデュオならではの大変なことはありますか?

マイクを使わずに歌うので、ごまかしがききません。とにかく喉の状態を常に良くするよう心掛けています。
(移動時の車内や寝る時にはマスクをしたり、加湿器をつけたり、喉や体を冷やさないこと。うがいをしたり、しっかり睡眠をとることも大事です!)

プロになろうと思ったきっかけはなんですか?

たくさんの方に歌を聴いてもらいたい! という想いがきっかけです。

小~中学校までで、アーティストになるために必要な学校に入りましたか?

中1~大学生までオスカープロモーションに所属していて、滑舌や演技レッスンなどを5年間ほど受けました。

公演の前の食事で気をつけることは?

喉の潤いのために油物を取るようにしています。冷たい飲み物や烏龍茶などはなるべく避けています。

今までつらかったことはありますか?

幸せなことに、あまりないです。

一番高い音はどこまで出ますか?

High Gですが、曲で使っているのはHigh Fまでです。

コンサートの時にいつも持ち歩いているものは何かありますか?

喉ケア用品で言うと、龍角散の粉、アズノールのうがい薬、マスクなどです

どういう風に歌の練習をしていますか? 何かコツを教えてください!

自分の歌声を録音して聴くと、歌っているときに気付かなかったことまで気付けます。また姿勢や表情も歌声に影響するので鏡を見ながら練習するのも有効だと思います。

同じ山田ですが、今までで一番辛かったことは何ですか?

例文に山田が出てくるたびにみんなと目が合うことかな(笑)。でもむしろ、いろんな人に覚えてもらえるので山田は得をしますよ!(笑)

華さんと麗さんにとって音楽の最大の魅力はなんですか?

気持ちを豊かにしてくれること。

一番好きな歌曲は何ですか?

ふたりで歌う曲では、「私を泣かせてください」(ヘンデル作・歌劇「リナルド」)が大好きです。

高校生活はどのように過ごしていましたか?

普通科の公立高校で、大好きな友達と毎日楽しんでいました! 授業はちゃんと受けて、放課後は練習室でたくさん練習していました。

好きなイタリア歌曲、日本歌曲を教えてください。

イタリア歌曲は「私を泣かせてください」(作曲:ヘンデル・歌劇「リナルド」)、日本歌曲は「むこうむこう」(作詞:三井ふたばこ・作曲:中田喜直)などが好きです。

ふたりで合わせるときに気を付けていることはありますか?

特に、ブレスを合わせることを大切にしています。